もるブログ(ひたすら人狼論)

人狼についてあーだこーだ書きます(主にTLPTルールとアルティメットルール中心)

それってメタ推理?

もるです

何日かは空きましたけどそれでもちゃんと更新しています。しかし,22時に上げるとツイッターには書きましたが,多分間に合わないだろうなあ。

基本的には東京で人狼をしているもるなのですが,最近他の地域で人狼をすることも増えて来ました。そこで感じるのはやっぱり文化が違いますね。と言いますか、東京で流行ったことを他の地域が追いかけているような感じもします。そもそも,人形に役職を配ったり,誰かが席を立ったら関係ない人が死んだり,桃太郎や金太郎が出てきたりと東京の人狼のやりつくした上でのこじらせた感はすごいですよね(正式ルールを送ってくだされば,三太郎人狼で一記事書きますよ!←突然のオファー)。

特に顕著なのが,役職の潜伏ですかね。今度潜伏役職についてみっちり書こうかな。

 

今日はメタ推理について書きますよー。

ホントは,考察の方法を何種類かに区分けして,樹形図によるグルーピングをしようと思ったんですが,時間がなくてやめました。だから今日は亜種としてメタの考察の定義について考えてみようと思います。

 

メタ推理の定義づけ

 

時々メタ推理と挙動推理を同じとしている人も見かけますが,私は完全に違うものだと考えています。私はメタ推理とは「対象の個人の傾向に基づく推理」の事を指すと考えています。挙動推理との違いは「一般的に共感を得られるかどうか」にあると思います。

 

例えば,

①桃太郎「金太郎さんはこの前同村をしたとき,人狼を引いて静かだった。今回も静かだから人狼だと思う。」

これは「メタ推理」だと思います。もしこの村に初めて桃太郎と金太郎と同村する人がいたとしたら,そんな前情報知ったこっちゃないですからね。このように,全員に共有されていない各個人の傾向や癖を元に推理することはメタ推理だと考えています。この考察は「金太郎の傾向」を起点にしています。

 

②桃太郎「浦島太郎さんはカードを引いたときの表情がこわばった。素村ではないと思う。」

これは「挙動推理」の範疇だと考えています。これは浦島太郎の癖などには関係なく,「特別なカードを引いたから,表情がこわばったのではないか」という「カードを起点に発生する挙動」について考察したものだからです。この考察が合ってるか間違っているかは置いといて①の考察よりは受け入れやすいのではないでしょうか。

 

③浦島太郎「桃太郎さんは,占い師と言っているが初日白を守る行動や投票をしていなかったから偽だと思う。」

こんな感じで,役職の動きを元にした推理もあります。これはメタ推理ではないと思っています。①との違いとしてはこの推理の起点は「役職の動き」にあります。

 

②と③に共通しているのは推理の起点が「全員が共通して認識しているもの」であることです。②は「カード」,③は「役職」。それに対し,①は「各個人」を起点にしているため「その人を知らない人から見たらなんのこっちゃわからない」のです。村で一緒に推理を進めていく上で,推理の起点が偏っていると不公平ですしね。

 

クローズドアイテムとメタ推理

 

ここでひさびさに出てくるあれです。

オープンドアイテム
役職による結果やCO数、夜の襲撃の結果など。ログを書いた時に残る考察要素。
 
クローズドアイテム
挙動や発言内容、誰に投票したか、何番目に投票したかなど、ログを書いた時に残らない考察要素。
 
私が言いたいのは,メタ推理≠クローズドアイテムということです。
特に挙動は対面人狼ならではの重要な推理要素であり,これをメタ推理とばっさり切ってしまうのはもったいないと考えています。クローズドアイテムも対面陣人狼を構成する上の重要な要素です。
 
メタ推理で繰り広げられている人狼って,置いてけぼりを食らった人からしたら全く面白くないです。せっかく対面人狼をするのなら全員で共通の情報を元に戦いを繰り広げたいですよね。
 
全体的に三太郎感を出してみました。三太郎人狼製作者に届け!
 
もる