もるブログ(ひたすら人狼論)

人狼についてあーだこーだ書きます(主にTLPTルールとアルティメットルール中心)

『見えてすぎているから人狼』という誤った認識

もるです
割と最近はやる気があって、あれしたいこれしたいと色々やりたいことはあるのですが、如何せん時間がないのが辛いとこ。
人狼は適度に出来ているので嬉しい限り。日々感謝ですね。

阿部さんの記事を書く書く詐欺してます。要は今日も違う内容の記事です。
黒塗りでよく聞く『見えているから人狼』というワードって本当なの?

 

見えている村人よりも厄介なのは見えていない村人

 

例えば初日の内訳考察である程度、真偽の目処を付けた人がいたとします。
その人に対し、『初日のこの段階でそんなに真偽が付くわけがない。見えすがているから人狼だと思う』という投票ってしばしばありますよね。
じゃあ本当に『見えすぎているから人狼』なのでしょうか。

私は『見えすぎている=人狼』という式は成り立たないと考えています。
例えば、初日の役職の出方って色々工夫できますよね。ではなんで工夫を凝らしてCOしているかというと、真偽の判断をつけてもらいたいためです。
役職coの仕方に限らず、挙動、発言内容、敵の有無・・・等、実は初日の段階でもある程度の判断材料が揃っています。
ここから先は得意不得意の話になってきますが、こういった情報を拾うのが得意な人は一定数いまして、その情報を軸に推理を伸ばすことができる人が『見えすぎている人』っぽくなってしまうのです。
得意不得意と言いましたが、これは経験にも依存すると思います。単純にゲームを真剣に多くこなしている人は経験則でこういった技術が身に付いて来るものだと思います。過去の経験と重ね合わせて、周りの人よりも早く答えを出しているのです。
そういった人を『見えすぎているから人狼』として、『見えていない村人』が投票しにいったとします。人狼目線どちらが人狼にとって邪魔か?当然、見えている村人の方が邪魔です。
だから『見えているから人狼』というロジックは非常に人狼有利で容易にできる黒塗りです。
そこを処刑してしまえば、あとは『見えてない村人』を騙すだけで勝てるんですから。
安易に『見えすぎているから人狼だと思う』と投票してませんか?その投票を人狼は笑って見ていますよ。

 

見えすぎている村人と誘導している人狼の判別の仕方

 

とはいえ、『見えすぎている村人は人狼の誘導に見える』 という意見も充分に理解できます。
ではどうやって判断すれば良いか。
絶対的な方法はないですが、1つは『思考過程』を確認することにあると思います。
上記に挙げたように、周りより早く判断する人は初日の細かい情報を拾い、それを組み立てて結論まで結びつけます。
要は結論までの土台がしっかりしているはずです。城を作るようなイメージですかね。
逆に言ってしまえば、人狼による誘導はまずは結果ありきで、そこから過程を降ろしてくるので緻密な情報は拾えてないはずです。人狼としての動き方も考えないといけないため、細かいとこには目がいきにくい。
つまり、判断するために大事なことは相手がどう考えて何を持って推理しているかを『ちゃんと聞くこと』にあると思います。そういった過程をすっ飛ばして『見えすぎているから人狼!』と頭ごなしに投票してしまうのは、少し違うと思います。
話を聞いた上で『この人ちゃんと構築できてない』と思うなら投票すればいいですし、そういった意識が自分の村目にも繋がると思います。

 

合ってる見えすぎている村人を殺し、見えてない村人が村を滅ぼしてる例をたくさん見てきました。
見えている、見えていないを自分の尺度だけで判断しちゃっていませんか?

『自分が判断できてないから、きっと判断できている人は人狼だろう』という考え、果たして本当にそうなんでしょうか。

 

もる