もるブログ(ひたすら人狼論)

人狼についてあーだこーだ書きます(主にTLPTルールとアルティメットルール中心)

初日の作戦に隠された罠

もるです。あいりさんとのコラボ動画の二話目が完成したそうです。日曜日にあげられたら良いなぁと思っております。
9月がかなり人狼ができそうなのですが、野良ゲームというか初対面の方とする機会が少ないのが残念です。人間たるものメタは少なからず存在しますしね。そういったものが全く存在しない人狼ゲームも楽しいものです。
さて、今日の話題は「初日の作戦について」です。これもTLPTルール特有の内容ですね。

 

TLPTルールでの初日の作戦


TLPTルールって初日の情報が少ない上で投票の自由度が高いんですよね。要は以前書いた「クローズドアイテム」特化型のルールになります。ですので他の人のクローズドアイテムを引き出すために色々な作戦が提案されます。
私も割りと作戦提案型のプレイヤーであると自覚してます。自分が尊敬するプレイヤーのプレースタイルを真似していたらこのようになりました。多分それ以外のプレースタイルも似ていると思います。目指すべき存在がいるということは素敵なことです。
この作戦提案、作戦によっては村が有利にも不利にもなるので見極めが必要です。

 

これって村有利?


例えば、私が人狼時に提案した作戦がこれです。(14人村TLPTルール)
・机の中央にペンを10本置く
・挙動でも発言でもなんでもいいので、村っぽいと思った人がいたらペンを渡す。
・ペンを渡せるのは一人一本まで、ペンを受けとるのも一人一本まで。
・最終的にペンを持ってなかった4人が投票対象

これって自分でいうのもあれなんですが、ちょっと面白そうな作戦に見えませんか?でもこれは実は人狼が得をする作戦なんです。
それはなぜか。
これって潜伏預言者が透けるんですよね。村が作戦に夢中になっていれば能力者を出すタイミングを失わせることができます。そして、預言者は初日白にペンを渡しがちになります。逆に言えば「人狼陣営にペンを渡した人は預言者ではない」ということになります。このような形で預言者の位置を把握できたりします。

 

これって村有利?②


能力者出しの作戦です
・誰か一人が能力coする
・その人に預言者が霊媒師かを言ってもらう
・その瞬間に対抗となる人たちは即co。ならない人は潜伏。
例)能力者A「預言で・・・ B「預言です! C「預言です!(霊媒は潜伏)

この作戦は狼に騙りをバッティングさせやすくする作戦ですね。でもこれも実は人狼有利の作戦なのです。
それはなぜか。
これも潜伏役職の人が透けますね。例えば最初の能力者が霊媒師と言った場合、真預言者は瞬間でcoする可能性があったため多少の反応を見せてしまいます。結果、霊媒のCOが揃ったとしても、真預言者を探している人狼には挙動と反応で潜伏預言者が透ける可能性が増えるのです。

 

これって村有利?③


次は自由投票ならではの作戦です。
・投票時に自分が投票したい相手以外に次に投票する人を決める。
・指名された人が投票し、また次の相手を指名する

これは明確に人狼有利とは言えませんが、村に取って利のある作戦とは言えません。
それはなぜか
投票における情報量が村で整理できなくなるためです。皆さんが人狼のとき、この作戦を提案されたとして次に指す人はどうしますか?これは完全に個人差によるものだと思っています。何も考えずに仲間の人狼を含めてランダムに選ぶ人もいるだろうし、村人を指す人もいるだろうし。要は情報量に対して得られる結果が少ないんです。
この場合そこまで初日の投票の情報は使われることなく進むはずです。だったら他のところに意識を持っていった方がいいですよね。

ちなみに狂人が提案する作戦で一番良いのは、「皆が夢中になるくらいには面白くて適度に時間を潰す作戦」だと思ってます。
提案された初日の作戦も聞くだけではなくて、考えてみるのも必要ですね。

 

もる