もるブログ(ひたすら人狼論)

人狼についてあーだこーだ書きます(主にTLPTルールとアルティメットルール中心)

自由投票あれこれ

4日目です。いろんな方からブログの感想などを頂き,喜びの勢いのまま書いています。面識のない人狼プレイヤーの方に読んでもらうのってありがたいことですよね。

さて今日はブログのネタ募集した際に,何人かから挙がった「自由投票」のお話。

 

 

自由投票という情報の塊

以前の記事でも少し書きましたが,自由投票はTLPTルールの特徴の一つです。

 参考→TLPTルール - もるブログ(ひたすら人狼論)

簡単に内容を説明すれば

・挙手制(GMが指名)

・投票時に一言話せる

・決戦投票は同時投票

こんなとこです。自分の好きなタイミングで投票することができるので,同時投票や順番投票よりも各人の思惑が交錯します。

そして,自由投票だけでグレースケールがある程度構築されるのも特徴ですね。

例えば人狼であったAさんに投票したBさんとCさん。しかし,一票目に投票したBさんと決定票を入れたCさんでは白さが変わってきますよね。同時投票だった場合はAさんに投票したBさんとCさんの間には差がなかったはずです。

 

自由投票の最終票は強い?

自由投票となると一番最後に投票するのが強いと感じませんか?

そうなんです。強いんです。

一番最後に投票する人は,その日村で処刑する人に対して,ある程度の選択権を持つことができます。人狼であれば村人に投票すればいいし,潜伏預言者であれば自分の白先以外に決定票を打つことができます。一番最後に投票するのは疑われる可能性が増えるから,あまりできないという人もいると思います。でも案外なんとかなるもんですよ。次の日の議論の話題なんてどうなるかわからないですし,弁明できる時間があるならいくらでもごまかせるはずです。

勝負を賭ける日は最終票を狙ってみては?こういう露骨な人狼も嫌いじゃないです。

 

一票目の誘導力

最終票が強いのはよく言われますが,私は一票目もかなり強いと考えています。それは投票の流れを決めることができるからです。

例えば1-2進行で霊ロラにいくか,グレーにいくかを霊媒師たちを含めて揉めてた場合(TLPTルールでは連ガなしなのでグレーに行くことはよくありますね。その辺は後日『霊ロラ』の記事を書くのでお楽しみに)

一票目に「村の議論がまとまらなかったから,今日は霊媒に行こう」とか言いつつ,投票したら後続が続くは続く。そして,霊媒が処刑される。この進行は村が決めたようで一票目を放った人の一言が決めているのです。

霊に限った場面だけではなく,「この人の色が見たい」とか「あまり情報を引き出せてないから,決戦に上げたい」とか。投票先を決めてない人は安易に乗ってくれたりするのでお得です。

 

自由投票でのもるの視点

今日ほんとに書きたかったのはここからなんですけど,実はもう1000字超えているんですよね。いつもの記事は1500字くらいなんですけど今回はもう少し長くなりそうです。あと少しお付き合いください。

自由投票でどんな人が怪しいか,どんな投票をした人を覚えておけば良いかってお話です。全員の投票を覚えるには無理。そこで,私が覚えようとする投票は以下になります。

・投票の後ろから三人

・誰かに対して二票以上差を広げる投票をした人

・誰かを決戦圏内から外す投票をした人

 上の2つはなんとなくわかると思います。一番下の誰かを決戦圏内から外す投票をした人」について。

例えばあなたが人狼だったとします。

二日目,今現在の投票経過は

X(村人)・・・4票

Y(村人)・・・3票

Z(人狼)・・・2票

さて人狼であるあなたは手を挙げてしまいました。でも自分の後ろにはあと2人投票を控えています。どこに投票しますか?

人狼視点一番安全なのはXへの投票です。Zは完全に決戦圏外となります。しかし,Xへの投票は目立ってやりにくいと思った人は結構いるはずです。そんな人たちが投票する先は・・・Yです。

Yへの投票後,Zが決戦に上がるのは残った二人が連続してZに入ればなければ決戦に上がることはありません。

このように,決戦に上がりそうな2番目の人に投票して,こっそり3番目の人を投票圏内から外す。このような投票は気を付けてないとわからないのですが,見つけることができれば,見えないラインが見えてきます。私の思考のネタバラシになってしまうんですが,これ結構人狼吊れますよ。しかも芋づる式に。

 

長くなってしまいましたが,自由投票は多くの情報を持ちます。自分なりの指標を持ちながら投票を見れば新しい発見もあるかもしれないですね。

 

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